デジタルキーは、従来の物理的な鍵を使わず車両の施錠や解錠を行うシステムのことで、デジタルキーを使うとモバイルデバイスの画面上でロックを解除したり、エンジンをかけたりできます。合鍵を作らなくても、複数のユーザで簡単にシェアできるようになっているため、カーシェアリングサービスにも活用されるなど、デジタルキーは新たなモバイル経験を生み出す最新の技術として活用されています。
アウトクリプトは、CCC2.0規格のNFC機能と最新のCCC3.0 に準拠したデジタルキーソリューション「AutoCrypt Digital Key」を提供します。AutoCrypt Digital Keyは、トラストチェーンを活用することによって、より安全性と信頼性の高い車両とモバイルデバイスの連携を実現します。
AutoCrypt Digital Keyは、管理サーバからユーザ用アプリまで、デジタルキーにおけるトータルソリューションです。モバイルデバイスとサーバ間でのセキュアな通信と、異なるデジタルキーを共有できるシステム構成が可能となり、利便性と信頼性を両立したデジタルキーソリューションを提供します。
– Key Tracking Server:デジタルキーの使用履歴管理
– Vehicle OEM Server:デジタルキーの生成と管理
– Vehicle CCC Applet&Host API:車載セキュアエレメントでオーナーのデバイス確認及び連携
– Relay Server:OEMごとに異なるデジタルキーの共有をサポート
– Vehicle OEM App:Vehicle OEM Serverと通信するためのアプリケーション
特長
CCC3.0最新規格に準拠したシステム構築
NFCに対応したCCC2.0と、UWB(Ultra-Wideband)とBLE(Bluetooth Low-Energy)に対応したCCC3.0に準拠しており、標準化された認証プロトコルによる安定性と拡張性を備えた相互運用システム構築が可能です。
導入や管理も容易なアプライアンス型製品
AutoCrypt Digital Keyは、管理サーバからユーザ用アプリまで統合型デジタルキーソリューションで、柔軟性の高いアプライアンス型で提供されます。デジタルキーの配信及び管理に必要なバックエンド(Key Tracking Server、Vehicle OEM Server、Relay Server)を、お客様の環境やニーズに合わせて構築することができます。
アジアモビリティ企業初のCCC会員
アウトクリプトは、スマートキーの標準化に取り込むCCC(Car Connectivity Consortium)のコアメンバーとして、デジタルキーの利便性と信頼性における共同研究に参加しており、最新規格への快速な対応をサポートします。
柔軟性の高い証明書管理
AutoCrypt Digital Keyは、安全性の高いトラストチェーン基盤で動作します。車両の製造段階で証明書をインストールし、ポリシーによってCA(Certificate Authority)またはOEMのCAと連携することも可能です。
SBOD(Server-Based Owner Device)と連携した
Fleetサービスコンサルティング
長年の研究・開発を通じて、デジタルキー技術を活用できる様々な利用シーンを想定し、カーシェアリングや駐車シェアなど、顧客ニーズに合わせたFleetサービス開発・運用をサポートします。