コネクテッドカーセキュリティ

2016年7月25日

ペンタセキュリティ、高度道路交通システム(ITS)モデル事業の主管事業者として選定

データベース暗号化とWebセキュリティ専門企業のペンタセキュリティシステムズ株式会社 (日本法人代表取締役社長 陳貞喜、www.pentasecurity.co.jp、以下ペンタセキュリティ、ソウル/韓国本社、ヒュースト/米国法人)が7月25日、高度道路交通システム(ITS:Intelligent Transport Systems)のモデル事業向け認証システム構築やテスト運用」の主管事業者として選定されたことを明らかにしました。 韓国インターネット振興院(KISA)が主管する「ITSモデル事業のための車両向け認証システム構築やテスト運用」事業は、「ITSモデル事業」で使用される認証システムを構築し、テスト運用をする事業です。この事業は、車両が走行中に他の車両又は道路に設置されたインフラと通信しながら周辺の交通状況と急停車、落下物などの危険情報をリアルタイムで確認・警告し、交通事故を予防するITSシステムをテストします。これを通じて、交通安全サービスを構築し、交通事故を予防するための核心機能を開発して、交通安全の効果および経済性を分析します。 車両が他の車両あるいはインフラとコミュニケーションする際、ITSのサービス信頼性を保障し、プライバシーを保護する対策として、PKI基盤の車両認証インフラが必要となります。韓国ではペンタセキュリティがIoT総合セキュリティ技術研究所で8年間研究∙開発したスマートカーセキュリティ技術力を認められ、主管事業者として選定されました。 具体的には、スマートカーセキュリティソリューションであるアウトクリプト(AutoCrypt)に活用された自動車向けのPKI認証システムを2017年2月までにITSモデル事業に適用するようになります。アウトクリプトのPKIを構成するCA(Certificate Authority;認証機関)、RA(Registration Authority;登録機関)、LA(Linkage Authority;匿名化機関)などのサーバ製品と車両と道路通信機器に搭載される認証書管理ソフトウェアを提供し、ITS事業に最適化される予定です。 ペンタセキュリティが昨年発表したアウトクリプトには、車両向けの認証システムだけでなく、外部から車で流入されるハッキング攻撃をアプリケーションレベルで検知する車両用のファイアウォール、車両内部で暗号化鍵を生成して管理する車両向けの鍵管理システム(KMS:Key Management System)などが含まれています。今回受注したITSモデル事業は、昨年、発売した自動車向けの認証システムをITSモデル事業に適用することになったのですが、当該製品は、IEEE 1609.2および米国のCAMP VSC3(Crash Avoidance Metrics Partnership–Vehicle Safety Communications 3)規格などの国際標準技術に従って開発されました。 ペンタセキュリティの最高技術責任者であるDS Kimは、「今回のITSモデル事業向けの認証システム事業受注は、この8年間積み重ねてきた技術力と専門性を認められた結果だと思う」とし、「発売してから約1年しか経っていないアウトクリプトが公共機関だけでなく、民間の自動車事業者にも多様に使われことができるように技術力を強化していく予定である」と述べました。
2015年9月4日

ペンタセキュリティ、自動車セキュリティの新製品「アウトクリプト」を公開

データベース暗号化とWebセキュリティの専門企業ペンタセキュリティシステムズ株式会社(代表取締役社長 李錫雨、以下ペンタセキュリティ)は、この度、コネクテッドカーにおけるセキュリティソリューション「AutoCrypt(アウトクリプト)」をリリースしました。 自動車は最初は単なる動力機関に過ぎなかったが、もはやITとの融合を通してスマートカー・コネクテッドカーという名の新しい姿へ進化し続けています。スマートカーは、自動車の内部と外部の状況をリアルタイムで検知することで、ユーザに安全と便利を提供する他、運転者とコミュニケーションを取ることまでできる人間にやさしい車です。最近ほとんどの自動車にはGPSをはじめNFC、ブルートゥース、Wi-Fi、LTE4Gなど各種先端機能が搭載されています。今後は、このような技術を基に、スマートカーがIoTの核心になると見込んでいます。しかし、ここにはハッキングの入り口が開いてしまうという副作用も避けられません。スマートカーを含め自動車のセキュリティは、人の命に関わるものです。既存のICTセキュリティより、その重要性は格段に高いと言えます。 今回リリースしたAutoCryptは、多彩な機能を備えています。ペンタセキュリティのIoTセキュリティR&Dセンターの「ピックル(PICL; Penta IoT Convergence Lab)」が約7年にわたって研究・開発した世界初の車両用アプリケーションファイアーウォールは、スマートカーのセキュリティに不可欠とも言える車両の外部から内部に侵入する攻撃トラフィックを、アプリケーションのL7で検知できます。他にも車両内部で使用される様々な暗号キーや証明書、車両外部のセキュリティ通信に使用されるキーのライフサイクルを管理します。 また、車両と外部の安全な通信を保障するセキュリティ通信ソリューションを提供し、自動車用のPKIを構成するCA(Certificate Authority; 認証機関)、RA(Registration Authority; 登録機関)、LA(Linkage Authority; 匿名化機関)および、自動車に使用される暗号化キーと証明書の使用記録を管理・監査できるシステム「SCM(Secure Credential Management)」も採用しています。 ペンタセキュリティのDS Kim(最高技術責任者)は、「今までのセキュリティは企業と国民の資産を守る技術でした。スマートカーのセキュリティは国民の命を守るセキュリティ技術と言えます。ペンタセキュリティは、去年、韓国初で車両通信セキュリティ向け国際標準規格技術を開発しました。そこから自動車のセキュリティ技術のラインナップを揃え、いよいよスマートカーのセキュリティブランド「AutoCrypt」をリリースすることになりました」とし、「今後もペンタセキュリティは、既存のICTセキュリティのみならず、AutoCryptのような革新的セキュリティ技術の開発にも積極的に取り組み、韓国を代表するセキュリティ専門企業になります」と述べました。 
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