2020年3月27日

アウトクリプト、コネクテッドカー技術の商用化に向けて ’5GAA’に参加

情報セキュリティ企業ペンタセキュリティから分社化した自動車セキュリティ企業アウトクリプト(AUTOCRYPT、https://autocrypt.io、本社:韓国ソウル、代表取締役 金・義錫)は第5世代移動通信(5G)を基盤とするコネクテッドカー関連技術の標準化及び商用化に向けて、1月24日、5Gオートモーティブ・アソシエーション(5G Automotive Association、以下 5GAA)に参加することを明らかにした。 LTE、5G技術を活用し、車々間・路車間通信を実現するC-V2X(Cellular-V2X:セルラーV2X)は、自動運転とインテリジェントモビリティを後押しする技術として期待されている。欧州連合(EU)ではC-V2Xの商用化をめぐり議論が熱を帯び、中国では2021年、世界初としてC-V2Xインフラを商用道路に適用することを発表した。日本でもC-V2Xを活用した共同研究が行われるなど、さらなる拡大が見込まれている。 5GAAは5G技術基盤の高度道路交通システム(Intelligent Transport Systems、ITS)の研究及び商用化に向けて2016年創設された団体で、現在、世界各国の自動車メーカー(OEM)とサプライヤ(Tier-1)、通信および半導体企業など約130社が参加し、さらに参加企業は増え続けている。日本からもNTTドコモ・KDDI・ソフトバンクの3大キャリアと、日産自動車、パナソニックなどが加盟し、活発に活動している。 アウトクリプトは世界のモビリティ企業たちと一緒に5GAAの運営する複数のワーキンググループに参加し、△5G車両ソリューション性能評価 △標準化及び認証△商用化に向けた戦略策定などを推進する。また、アメリカ、ヨーロッパ、中国、韓国などで行われる5G-V2Xの商用化及び標準化に取り組む。 一方、アウトクリプトは自動車セキュリティの専門性を強化し、自動車業界の激しい変化に柔軟に対応していくため、2019年8月に情報セキュリティ企業ペンタセキュリティから分社化、独立した。高度道路交通システムの実現に向けて、その根幹となるセキュリティ技術を開発に取り組み、現在自動車メーカー及びサプライヤー企業など、モビリティ企業と協力を進めている。 アウトクリプトの金・義錫社長は「5G技術とコネクテッドが創る未来の自動車環境、その中核となるのがセキュリティである」とし「5GAAへ参加しコネクテッドカーの商用化に寄与できることを嬉しく思う。アウトクリプトの強みである自動車セキュリティ技術を活かし、世界各国のモビリティ企業との協力しながら急変していく未来自動車環境において素早く対応していきたい」と述べた。  
2016年7月25日

ペンタセキュリティ、高度道路交通システム(ITS)モデル事業の主管事業者として選定

データベース暗号化とWebセキュリティ専門企業のペンタセキュリティシステムズ株式会社 (日本法人代表取締役社長 陳貞喜、www.pentasecurity.co.jp、以下ペンタセキュリティ、ソウル/韓国本社、ヒュースト/米国法人)が7月25日、高度道路交通システム(ITS:Intelligent Transport Systems)のモデル事業向け認証システム構築やテスト運用」の主管事業者として選定されたことを明らかにしました。 韓国インターネット振興院(KISA)が主管する「ITSモデル事業のための車両向け認証システム構築やテスト運用」事業は、「ITSモデル事業」で使用される認証システムを構築し、テスト運用をする事業です。この事業は、車両が走行中に他の車両又は道路に設置されたインフラと通信しながら周辺の交通状況と急停車、落下物などの危険情報をリアルタイムで確認・警告し、交通事故を予防するITSシステムをテストします。これを通じて、交通安全サービスを構築し、交通事故を予防するための核心機能を開発して、交通安全の効果および経済性を分析します。 車両が他の車両あるいはインフラとコミュニケーションする際、ITSのサービス信頼性を保障し、プライバシーを保護する対策として、PKI基盤の車両認証インフラが必要となります。韓国ではペンタセキュリティがIoT総合セキュリティ技術研究所で8年間研究∙開発したスマートカーセキュリティ技術力を認められ、主管事業者として選定されました。 具体的には、スマートカーセキュリティソリューションであるアウトクリプト(AutoCrypt)に活用された自動車向けのPKI認証システムを2017年2月までにITSモデル事業に適用するようになります。アウトクリプトのPKIを構成するCA(Certificate Authority;認証機関)、RA(Registration Authority;登録機関)、LA(Linkage Authority;匿名化機関)などのサーバ製品と車両と道路通信機器に搭載される認証書管理ソフトウェアを提供し、ITS事業に最適化される予定です。 ペンタセキュリティが昨年発表したアウトクリプトには、車両向けの認証システムだけでなく、外部から車で流入されるハッキング攻撃をアプリケーションレベルで検知する車両用のファイアウォール、車両内部で暗号化鍵を生成して管理する車両向けの鍵管理システム(KMS:Key Management System)などが含まれています。今回受注したITSモデル事業は、昨年、発売した自動車向けの認証システムをITSモデル事業に適用することになったのですが、当該製品は、IEEE 1609.2および米国のCAMP VSC3(Crash Avoidance Metrics Partnership–Vehicle Safety Communications 3)規格などの国際標準技術に従って開発されました。 ペンタセキュリティの最高技術責任者であるDS Kimは、「今回のITSモデル事業向けの認証システム事業受注は、この8年間積み重ねてきた技術力と専門性を認められた結果だと思う」とし、「発売してから約1年しか経っていないアウトクリプトが公共機関だけでなく、民間の自動車事業者にも多様に使われことができるように技術力を強化していく予定である」と述べました。
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