Hardware security module

2025年5月8日

アウトクリプト、「AutoCrypt HSM」でASPICE CL2認証を取得

車載ソフトウェアおよびセキュリティソリューションを手掛けるアウトクリプト株式会社(AUTOCRYPT Co., Ltd.、本社:韓国ソウル、代表取締役:李錫雨、以下アウトクリプト)は、この度ハードウェアセキュリティモジュール統合ソリューション「AutoCrypt HSM」が車載ソフトウェアに関する業界標準の開発プロセス共通規格であるAutomotive SPICE(Automotive Software Process Improvement and Capability dEterminationの略)のCL2(能力レベル2)の認証を取得したことをお知らせいたします。 近年、自動車は単なる移動手段から、ソフトウェアを中心とした高度な電子制御システムへと進化を遂げています。ECU(電子制御ユニット)をはじめ、複雑化する車載ネットワークにおいて、サイバーセキュリティ対策はOEMおよびサプライヤーにとって最重要課題となっています。その中で、Automotive SPICE(ASPICE)は、車載ソフトウェア開発プロセスの成熟度を評価する国際的な業界標準として位置づけられており、OEM各社との取引における重要な指標となっています。CL2(レベル2)は「管理されたプロセス」を意味し、計画性・トレーサビリティ・品質管理が確立されていることを示します。 今回のASPICE CL2認証は、ドイツ自動車工業会(VDA)によって監査機関として選定されたIntacsを通じて付与されました。今回の認証は「AutoCrypt TEE」に続く、当社車載セキュリティ製品ラインアップにおける2列目のASPICE認証であり、 当社の開発体制と製品品質が国際規格に準拠した高い水準であることが改めて認められました。 「AutoCrypt HSM」は、AUTOSAR環境におけるハードウェアセキュリティモジュール(HSM)統合用ソフトウェアモジュールであり、改ざん防止のためのセキュアブート、鍵管理、OTA(Over-the-Air)認証、暗号化通信プロトコルを備え、車両内外の通信を強力なセキュリティで保護します。本ソリューションはTRAVEO™ T2G、AURIX™ TC、RH850、SPC58など、多様なECUプラットフォームに対応しており、次世代モビリティや自動運転車向けに最適化されています。 アウトクリプト代表取締役である李錫雨は、次のように述べています。「コネクテッドカーや自動運転の進展に伴い、サイバーセキュリティの重要性は、これまで以上に高まっています。これを背景に、各国で関連法規の整備が急速に進められており、国際規格への準拠がグローバル市場での信頼構築に不可欠となっています。今回のASPICE CL2認証取得は、当社の開発体制と製品の品質が国際水準であることを示す重要な成果です。今後も、進化し続ける自動車業界のニーズに応え、安心・安全なセキュリティ技術を提供してまいります。」   アウトクリプトのハードウェアセキュリティモジュールに関する情報はこちらをご覧ください。 製品に関するお問い合わせ先:japan@autocrypt.io
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