排気ガス

2026年3月19日

EURO 7(ユーロ7)時代のサイバーセキュリティ:排出ガス規制が「ソフトウェアの安全」を問う時代へ

2026年11月29日、EUでは乗用車・バンの新型車に対してEURO 7の適用が始まります。EURO 7は、2024年4月に採択されたEU規則 2024/1257に基づく新しい型式認証ルールです。ここで見落とせないのは、これが単なる排気ガス規制のアップデートではないという点です。排出ガス、バッテリー、車載データ、そして改ざん防止まで含めて、車両全体の信頼性が問われる時代に入ったと言えます。   EURO 7とは何か?ユーロ6との違い EURO 7は、一見するとユーロ6の延長線上にある規制のように見えますが、実際には規制の適用範囲が大きく広がっています。排気由来の汚染物質だけでなく、ブレーキダストやタイヤ摩耗による粒子といった非排気粒子も規制対象となり、EVやPHEVにはバッテリー耐久性の最低性能基準も新たに設けられました。乗用車を例に挙げると、5年または10万km時点でバッテリー健全度(State of Health、SOH)80%以上、8年または16万km時点で72%以上の維持が求められます。まさに、排気ガスだけでなく、車両全体の環境性能が問われる規制へと変わりつつあるのです。 さらに見逃せないのが、EURO 7が「In-service Conformity(市販後の適合性維持)」を前提としていることです。型式認証の取得時点だけ基準を満たせばよいのではなく、販売後も継続して基準への適合を維持することが求められます。OEMやサプライヤーにとっては、認証試験の通過がゴールではありません。量産後の運用まで見据えた開発体制や管理体制を構築できるかどうかが、EURO 7対応の重要なポイントになるでしょう。   EURO 7の適用時期 段階 対象車両 適用時期 規制採択 EU Regulation (EU) 2024/1257 […]
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